2015年9月27日日曜日

秋の日、電車でゴトゴト

森林浴、YAKOです。

前回の「木がいっぱい並んでいる」を終えてから
森林浴は、新しいメンバーを加えて劇団になりました。
劇団になったとは言え
やっぱり外部の素敵な方々にもご出演いただくことには変わりないのだと思いますが
10月01日のメガネ公演は、演出家、作家の方々も外部からお招きするので、とっても賑やかです。
お祭りのような公演です。
そのうえ、今年のメガネ公演は、動く電車での公演!
ワクワクします!

秋の日に、動く電車の中で不思議な世界を体験してみませんか?
素敵な1日になると思いますよ。


2015年9月25日金曜日

天秤座がシーソーにのっています。

初めまして。
今回「第二回メガネ公演」に出演させて頂きます、劇光族の岡田望と申します。
劇光族は和歌山市を拠点とする集団で、普段は陰に日向に細々と活動しています。
ご縁あって、今回森林浴さんにお呼び頂いた次第です。

さて、森林浴さんは公演中にはリレーブログをされているそうで、チーム別五十音順で僕が一番手に指名されたのですが。
本番までの残り日数も少ないので、恐らくこれが最初で最後の担当回になるのでしょう。
一期一会。お芝居の舞台と客席の関係と同じですね。


さておき。


今回の企画は、一体何なのでしょう。
大阪を走る路面電車・阪堺電車。
その電車内が公演会場です。尚且つ、本番中の電車は走っています。
走行中の電車内で芝居の公演をするという、耳を疑う様な企画です。
森林浴さんは、何を考えてらっしゃるのでしょうか。
聞くだけで面白いじゃないですか。
かたまりがちなアタマが、ブンブン揺さぶられます。
本番では身体ごと揺らされるのでしょう。


あ、当日の運行ダイヤは決まっているので、みなさん遅れないように。
集合駅の恵比寿町駅には、くれぐれも余裕を持ってお越し下さいね。
受付に遅れると、走り去る路面電車を見送ることになります。
お待ち頂いても、終演まで電車は戻って来ません。
そこで生まれるドラマにも大変興味が湧きますが、折角ですので電車内での芝居をご覧になって下さい。
稽古していて、既に楽しいので。


その電車内での芝居の稽古は既に始まっている訳ですが、僕は今回の座組みから生まれるであろうものに興味津々です。
各チームは個別に稽古をしているので、全体の完成形を想像して、またしてもアタマがブンブン揺さぶられます。
そんなに揺さぶられて、たった1日限り3回だけの本番終演まで持ち堪えられるのか、自分。
大人になる前に乗り物酔いを克服出来て良かったです。
なんせ、電車内は自分でコントロール出来ないグラグラさです。
子供時代からそのイメージは変わらないです。


それでも。


ご乗車頂くお客様には楽しんで頂ける様、自分に酔うことなくしっかり努めたいと思います。


その為に、また次の稽古でも脳味噌まで揺さぶられるのでしょうねぇ。
本番全てが終わるまで。






あ、休憩終わるので戻りますね。




駄文おつきあい頂き、ありがとうございます。

2015年9月24日木曜日

「木がいっぱい並んでいる」終演いたしました。

木がいっぱい並んでいるへご来場くださいまして、ありがとうございます!
 
この作品は、ちょうど私自身の過渡期となる作品であり、「私が思う演劇」から、「私が思う次の演劇」への移行となる作品でした。

初めての野外公演で、初めてのロングラン公演、初めての長編作品、初めての4パターン同時演出でした。

宣伝をしていない東京からのお客様や、観てほしい演劇関係者の方、届いてほしいお客様に観てもらうことが出来ました。

お客さんからの感想は、相変わらず、その人自身の鏡性があるように思います。ちゃんと普遍性が機能していました。

でも今回は、
「演劇の枠にとらわれず、今よりももっともっと自由にやってほしい」
「上演する土地を京都か、東京、パリに移すべきだ!」

というアドバイスをたくさんの方々にいただきました。

もちろん両極端ないろいろなご意見をいただきましたが、それは、キチンと判断されるものを作っているからで、私の思う次の演劇は間違っていないのだなあと力強いたくさんの出会いの中で思いました。

三つの意味を持たせるためのパラフレーズを使った会話劇の文体から、時間軸を三つに分けたことにより、一人の役者が三人以上の身体を背負う文体へと変容しました。

演出としては、
同化チームのように、セリフとしての味わいを重視したものと、老化チームのポエティックな質感が、少しやり方を変えるだけで出せるということも分かりました。 

観にいらしてくださり、この公演にお付き合いいただき、ありがとうございました。           


森林浴はこれから、劇団化してゆき、もっと圧倒的なものを作っていきたいと考えています。もうすでに動いていて、近いうちにお披露目することが出来るかと思います。

次回公演としては、
1 毎年10月01日に行うメガネの日、メガネ企画「第二回メガネ公演」

2 3月の末に、劇団員のお披露目公演を、再演2本、新作一部抜粋で1本の
3本からなる短編オムニバス「火星ハイツ3部作」を上演します。

3 「第三回メガネ公演」

4 11月か、12月には新作「指紋は象のはたけ」を上演いたします。


旗揚げから、年3本のペースでずっと来ていますが、これからもそうなりそうです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

大休真紀子
080-4014-0068
postmomen@softbank.ne.jp
                
(携帯を紛失しています。アドレスが変わっていますので、ご登録よろしくお願い致します。)  

2015年5月11日月曜日

ブログやで


みなさま、初めまして。
彗星マジックというところで、役者をやっております、小永井コーキと申します。
よろしくお願いします。

今回の「木がいっぱい並んでいる」に参加しております。

「ワケワカラン」という言葉は凄いです。
それで全て考えなくてもよくなるような、とてつもない言葉であります。
考えなくていいというのは、とても楽なことです。
いっそのこと、全てのことが「ワケワカラン」で済んでしまえばいいのに、と思うこともあります。
しかし、まあそんな簡単なことにはならないのであります。

「ワケワカラン」で過ごすと危険なこともあると思います。
誠に勝手な解釈ですが、
今回の公演は私の中で、
「ワケワカランことに立ち向かう」ということだと思っております。

一歩歩いただけで「ワケワカラン」と思考を止めてしまわずに、
せめて一周だけでもして「ワケワカラン」とするか、
もしくは何周もして、なんとか「これかな?」を掴めればいいなと、
思いながら参加しております。

こんなスタンスを果たして大休さんはどう思うのか分かりませんが、
とりあえず、この公演に参加して今思っていることを書いてみました。

できれば、何も考えずに、ふわーっとできたら、
本当に楽なんですけども。
なかなか、そんな風にはなりませんよねえ。

2015年5月10日日曜日

森林浴のYAKOです。

ただいま、森林浴「木がいっぱい並んでいる」のお稽古真っ最中です。

今回の公演は、1カ月ものロングランで
劇場と、畑の二か所で公演をします。
チームも2つなので、計4つの作品を作っています。
ほぼ同じ台本なのですが
4つがそれぞれ違ったものになりそうです。

今回もなかなか大変な台本です。
きちんとお客様に届けられるよう、皆で頑張っています。
大休さんの書くものは
「何が言いたいの???」と訳が分からないと言われます。
私が台本をもらって一番に思うことも
「なんなんだ?!」です。
でも、役者の体に通して行くことによって
台本は立ち上がってきます。
今、私達役者の体に台本を通している真っ最中です。

ぜひ公演を観にいらして下さい。
その時には、言葉を追うだけでなく
役者に寄り添ってみて下さい。
言葉の裏に隠れた風景が見えてくると思います。

YAKO


2015年4月20日月曜日

もとかむです。


もとかむです。
劇団しかもしかの代表で、そこでは主に演出、舞台美術をやっております。
今回は人づてで参加させていただくことになりました。

劇団しかもしかは今年11月の22日に既成台本の会話劇をやる予定なので、お時間が合う方は見に来てくださいね!

閑話休題。

たぶんこの場では練習について書けば良いのでしょうか?
それはTwitterの方でしょうか?
分かりませんが気になる方はTwitterの方もチェックして下さい。

では抜粋して。
ぶつ切りで台詞を言いながらウネウネする練習(ワークショップ?)をしました。
グパッとしたりほわほわんとしたり、皆さん様々な動きを編み出していました。
…分かりにくいでしょうか?
精一杯頑張ってはいるんですが。
なんとかニュアンスだけでも伝われば幸いです☆

詳しく言うのは無粋なので説明しません。

そういえば、日曜の練習ではなく木曜の練習を書くんだというのを今思い出しました。
考えた時間が台無しです。
妖怪二度手間ですね。
調べても妖怪ウォッチにそんなキャラクターは居ませんよ?
列記とした実在の妖怪ですから。

木曜は畑できゅうりを植えました。練習の話ですよ。
私も何をやっていたのか分かってませんが、日曜の説明より真面目に書いた上での事です。何も間違った事は言ってません。

あとは、クネクネしました。
そう言えばクネクネも妖怪ですね。
二度手間よりは新しいタイプの妖怪で主に山中にいる神様らしいですね。見ると気が触れるそうです。
そんなクネクネに私も憧れます。


それより、本当は日曜の帰宅途中に我が愛しののあいほん様をベキベキにしてしまった瞬間、隣にいた男子高校生の咄嗟の言葉のオネエっぽさについて話したいんですが、それはまた別の機会にしようと思います。

お目汚ししました。




















11月見に来てね!

2015年4月6日月曜日

「桜と雨が降る日」出演者の加藤南央です。


はじめまして。
加藤南央です。

桜満開4月4日。お天気はあいにくの雨。ちょっと肌寒い日曜日でしたが私たちの稽古場は熱気でムンムン。(汗かきました。色んな意味で。)

私は、何を隠そう、今回が演劇初参加となります。よって、今回の稽古が人生初の稽古でした。どんなことをするのか、完全に不安な状態からのスタートでしたが、不安を感じる暇もなく終わってしまいました。

演劇って、文化的なこと(台本について構想を巡らせたり、イメージを共有すること)ばかりかと思いきや、以外に体育会系?な側面もあり、面白かったです。

今回の稽古では以下のことを行いました。

 1 他己紹介なんだけれど、自己紹介。
 2 本読み
 3 シーンごとにイメージする図形をダンスする
 4 「哲学的ゾンビ」についてディスカッション
 5 イーの練習
 6 ふっきる練習(ジャンピング・「まー」)
 7 本読み
 8 指差し計算・本読み
 9 フィードバック



それぞれがこの本からイメージするものを、図形にしたり、ダンスとして身体で表現したり、ディスカッションをしたり。
いろいろな手法を使って共有していきました。

イメージを形にし、共有することでまた自分の認識が再構築されていく。
そんなプロセスを繰り返し、みんなで作品を創っていくのだなあと感じました。

個人的に、人が「創る」プロセスに興味があり、作品を通して自分がどう変わっていくのか、また、演劇をどんなふうにして人と共創していくのか、今後も追求していきたいなと思います。

ではでは。

2015年3月31日火曜日

『木がいっぱい並んでいる』出演者の岩﨑小枝子です。


『木がいっぱい並んでいる』出演者の岩﨑小枝子です。
五十音順ということで、初日の稽古場ブログを書きます。

初日の稽古は、いろいろスケジュールとか演出のこととかのお話しが中心で、あとは、いくつかワークショップをしました。
各自が作品のイメージを図形にして描く、というのもやったり。これが、それぞれイメージが全然違っていて、とても面白かったです。
台本の読み合わせもやりましたが、やはり一人で読んでいるよりずっとずっと面白く、平面だったものが立体になっていく感じが。
いったいどんなことになるのかまだわかりませんが、動き始めた感覚があるので、不思議と不安はありません。

2015年2月11日水曜日

大大阪舞台博覧会

森林浴のYAKOです。

大大阪舞台博覧会に向けてのお稽古真っ最中です。
上演作品は「カニのあし」
これは去年の夏に上演した作品で、今回は再演ということになるのですが
前回とは違った解釈での上演になりますので、前回ご覧頂いた方にも楽しんで頂けると思います。

「カニのあし」は、私が森林浴に入ろうと思ったきっかけの作品です。
台本を初めて見た瞬間は「なんだこれ!私に出来るのか?」だったんですが
丁寧に読み込むと状況が見えてきて
自分の言葉として発していくと感情が溢れ出しました。
物凄く愛おしい作品です。

多くの方に見て頂きたい作品です。
今回、大大阪舞台博覧会で上演出来ることが本当に嬉しいです。
みなさま、役者一人一人に寄り添ってご覧になって下さい。
きっと何か世界が見えてくると思います。

2015年2月7日土曜日

カニのあし 江戸ハレ

初めましての皆さま、はじめまして。
お久しぶりな皆さま、おひさしぶりです。
江戸ハレです。
今回、森林浴さんの舞台に出演させていただくことになりました。とても光栄でございます。

まず初めましての方に簡単に自己紹介を。
私は「演劇集団あしたかぜ」という劇団に所属しています。森林浴さんとはウイングカップでご一緒させていただいた時からの縁でございます。
大阪で舞台に関わることが多いので、もし名前を見る機会があればよろしくお願いいたします。

さて、皆さまに。
役者をするのが約1年ぶりでございます。その久々の機会が自分の劇団ではない。更に多くの劇団が参加する大大阪舞台博覧会での舞台と言うんですから……。
もう緊張しっぱなしです。
やれることをやれるだけ、出しきる思いでございますが、どうなることやら……。

森林浴さんの稽古は今まで参加させていただいた所とは違ったアプローチから始まりました。まずは体を動かして役者ごとの特徴を掴む。脚本を読むのも座学の時間を設け、様々なバリエーションを入れて少しずつイメージを積み重ねる。
特に今回の脚本、初めて拝見した際には、「なんやこれ」の一言が自然に漏れました。

なんかすごいです。

ただ、散りばめられた言葉が全てに意味を感じ、受け取る人によって変わっていく。その全てに意味がある。
すごい大きな可能性を感じるものです。

なんかすごいです。

きっと素敵な体験が出来るんだろうなぁと思いながら、稽古にのぞんでおります。
まもなくです。もしお時間よろしければ、ぜひ劇場に足をお運び頂ければ幸いでございます。
江戸ハレ

2015年2月6日金曜日

カニのあし 熊谷みずほ


森林浴ブログをご覧の皆様、はじめまして!
今回「カニのあし」@大大阪舞台博覧会に出演させていただきます熊谷みずほと申します。
関西を中心にお芝居したりしなかったりしています。以後のお見知り置き、是非ともよろしくおねがいいたしますね!


さて、ご存知のお方もいらっしゃると思いますが、今回の脚本「カニのあし」は再演です。
去年の8月に、森林浴の本公演で上演されたお話です。
そしてその時のキャストであるYAKOさんが、同じハサミ役で今回も出演されます。
にもかかわらず、一度目の稽古で既に前回とはまるで違ったものが出来ました。あれれ?


確かに前回公演とはまた違うモチーフを演出の大休さんから役者へ伝えられてはいたのですが、私自身前回公演でいも虫役をした玉澤さんに引っ張られてもおかしくないなあと思っていたのに、その心配はどこへやら。
「カニのあし」の初演をご覧いただいたお客様にも、いやむしろ初演をご覧いただいたお客様が特に楽しめる作品が既に出来つつあります。


何故こんなにガラッと違う作品に色を変えることが出来たのか、それは脚本の力がかなり関係しています。
ハッキリ言ってこの台本、誰が読んでも意味不明です。
個人的には大休さんが読んだ時にスラスラ解けるのかすら怪しいと思っています。

「そんなことない! 大休さんの書く本のセリフは私の日常会話と何ら変わりないわ!」

そういった方がもしいらっしゃったらすみません。(そしてとりあえず大休さんに連絡してみてください。)
幸いわたくしはそういった方とこれまで出会ったことがないので、森林浴のコンセプト通りわからないものとして今回の台本を処理させていただいております。


多少話がそれましたが、とりあえず意味がわからないんですね、この台本。

それでいて魅力的で、わからないけど「わかるような気がする」台詞が散りばめられているのです。

その台詞がどれかは受け取り手によって全く違い、重さも温度も手触りも、一人一人の感受性のまま大きく変化し、存在します。
だから演者が変わればまるで違うお話に、お客様が変わってもまるで違うお話に、スタッフさんが変わっても、演出家が変わっても、関わる人1人の違いで、何万も何億ものストーリーにな変化するのです。


今回で二度目のハサミになるYAKOさんは言いました。
「この本は私にとってすごく好きな本」であると。
その気持ち、きっと本番が終わった後に、わたしも痛い程感じる気がします。


大切なものをたくさん込めます。
でもそんなことはあまり気にしないでください。
わたしを通して、「カニのあし」を通して、あなたの中の大切なものを観に来てね。
あなた自身の声を聴きに来てください。

2月21日、芸術創造館でお待ちしてます。


いも虫役 熊谷みずほ