2015年2月11日水曜日

大大阪舞台博覧会

森林浴のYAKOです。

大大阪舞台博覧会に向けてのお稽古真っ最中です。
上演作品は「カニのあし」
これは去年の夏に上演した作品で、今回は再演ということになるのですが
前回とは違った解釈での上演になりますので、前回ご覧頂いた方にも楽しんで頂けると思います。

「カニのあし」は、私が森林浴に入ろうと思ったきっかけの作品です。
台本を初めて見た瞬間は「なんだこれ!私に出来るのか?」だったんですが
丁寧に読み込むと状況が見えてきて
自分の言葉として発していくと感情が溢れ出しました。
物凄く愛おしい作品です。

多くの方に見て頂きたい作品です。
今回、大大阪舞台博覧会で上演出来ることが本当に嬉しいです。
みなさま、役者一人一人に寄り添ってご覧になって下さい。
きっと何か世界が見えてくると思います。

2015年2月7日土曜日

カニのあし 江戸ハレ

初めましての皆さま、はじめまして。
お久しぶりな皆さま、おひさしぶりです。
江戸ハレです。
今回、森林浴さんの舞台に出演させていただくことになりました。とても光栄でございます。

まず初めましての方に簡単に自己紹介を。
私は「演劇集団あしたかぜ」という劇団に所属しています。森林浴さんとはウイングカップでご一緒させていただいた時からの縁でございます。
大阪で舞台に関わることが多いので、もし名前を見る機会があればよろしくお願いいたします。

さて、皆さまに。
役者をするのが約1年ぶりでございます。その久々の機会が自分の劇団ではない。更に多くの劇団が参加する大大阪舞台博覧会での舞台と言うんですから……。
もう緊張しっぱなしです。
やれることをやれるだけ、出しきる思いでございますが、どうなることやら……。

森林浴さんの稽古は今まで参加させていただいた所とは違ったアプローチから始まりました。まずは体を動かして役者ごとの特徴を掴む。脚本を読むのも座学の時間を設け、様々なバリエーションを入れて少しずつイメージを積み重ねる。
特に今回の脚本、初めて拝見した際には、「なんやこれ」の一言が自然に漏れました。

なんかすごいです。

ただ、散りばめられた言葉が全てに意味を感じ、受け取る人によって変わっていく。その全てに意味がある。
すごい大きな可能性を感じるものです。

なんかすごいです。

きっと素敵な体験が出来るんだろうなぁと思いながら、稽古にのぞんでおります。
まもなくです。もしお時間よろしければ、ぜひ劇場に足をお運び頂ければ幸いでございます。
江戸ハレ

2015年2月6日金曜日

カニのあし 熊谷みずほ


森林浴ブログをご覧の皆様、はじめまして!
今回「カニのあし」@大大阪舞台博覧会に出演させていただきます熊谷みずほと申します。
関西を中心にお芝居したりしなかったりしています。以後のお見知り置き、是非ともよろしくおねがいいたしますね!


さて、ご存知のお方もいらっしゃると思いますが、今回の脚本「カニのあし」は再演です。
去年の8月に、森林浴の本公演で上演されたお話です。
そしてその時のキャストであるYAKOさんが、同じハサミ役で今回も出演されます。
にもかかわらず、一度目の稽古で既に前回とはまるで違ったものが出来ました。あれれ?


確かに前回公演とはまた違うモチーフを演出の大休さんから役者へ伝えられてはいたのですが、私自身前回公演でいも虫役をした玉澤さんに引っ張られてもおかしくないなあと思っていたのに、その心配はどこへやら。
「カニのあし」の初演をご覧いただいたお客様にも、いやむしろ初演をご覧いただいたお客様が特に楽しめる作品が既に出来つつあります。


何故こんなにガラッと違う作品に色を変えることが出来たのか、それは脚本の力がかなり関係しています。
ハッキリ言ってこの台本、誰が読んでも意味不明です。
個人的には大休さんが読んだ時にスラスラ解けるのかすら怪しいと思っています。

「そんなことない! 大休さんの書く本のセリフは私の日常会話と何ら変わりないわ!」

そういった方がもしいらっしゃったらすみません。(そしてとりあえず大休さんに連絡してみてください。)
幸いわたくしはそういった方とこれまで出会ったことがないので、森林浴のコンセプト通りわからないものとして今回の台本を処理させていただいております。


多少話がそれましたが、とりあえず意味がわからないんですね、この台本。

それでいて魅力的で、わからないけど「わかるような気がする」台詞が散りばめられているのです。

その台詞がどれかは受け取り手によって全く違い、重さも温度も手触りも、一人一人の感受性のまま大きく変化し、存在します。
だから演者が変わればまるで違うお話に、お客様が変わってもまるで違うお話に、スタッフさんが変わっても、演出家が変わっても、関わる人1人の違いで、何万も何億ものストーリーにな変化するのです。


今回で二度目のハサミになるYAKOさんは言いました。
「この本は私にとってすごく好きな本」であると。
その気持ち、きっと本番が終わった後に、わたしも痛い程感じる気がします。


大切なものをたくさん込めます。
でもそんなことはあまり気にしないでください。
わたしを通して、「カニのあし」を通して、あなたの中の大切なものを観に来てね。
あなた自身の声を聴きに来てください。

2月21日、芸術創造館でお待ちしてます。


いも虫役 熊谷みずほ