2014年7月5日土曜日

私はブログを書きます

2014年7月。
はじめまして、出演者の楠です。
京都で演劇をしています。
ご縁あって、今回森林浴さんの公演に参加させたいただくことになりました。

お稽古がはじまりすっかり1ヶ月が経っています。
私達はこれからどんなふうに変わっていくんやろか。
わからないところに存在する無限の可能性、豊かさ。考えること、巡らせること、血の通った言葉。

さいきんハムレットの演劇を観ました。面白かった。
私はシェイクスピアのことは全然詳しくないけどあんまり好きじゃなくて、ハムレットもその一つです。
(公演が良かったことと、ハムレットを好きでないことは勿論成立します。あとマクベスが一番好きじゃないです。)
でもハムレットを劇場に観に行くということは、それだけでその行為がエンターテイメントとして成立してしまうと思って、それはすごいことだと思った。
ハムレットを観に行くというその言葉だけで、その行為だけで、私達は充分にエンターテイメントされてしまえるのです、、衝撃。
私は劇場にハムレットを観に行きました。

森林浴の今回のお芝居は、そんなハムレットの生むエンターテイメントとは、また違ったところに魅力があります。
演劇を上演するときによく言う、「お客さんを楽しませる」。
楽しんで帰ってもらえたらそれはすごく嬉しいです。
でもそれだけが演劇のすべてではないと私は思っていて、わたしは最近は肯定だったり、すっとしたり、背中をとんとんするような作品が好きです。
今回の森林浴の作品は、私にとってそんな作品です。
みなさんにとってどんな作品になるか、それは上演してはじめてわかることです。
劇場にきていろんなこと豊かに感じとってもらえたら、すごく嬉しいです。

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