2014年7月15日火曜日

あと一ヶ月。もう一ヶ月。

時は金なり。と言いますが、本当にそうですね。
6月か、と思えば、もう7月。
7月か、と思えば、もう中盤。
早いもので、森林浴、変身テトラポッドのお披露目まで、一ヶ月を切りました。
そして、私の目標体重までの重さも1キロを切りました。


そんな下らない情報はさておき、遅ればせながら。初めまして、近畿大学4回、長勢と申します。
前の方々の記事を読みながら、これは私に回ってきた時どうしよう。こんな記事書けないわ、と焦っていたところ、回ってきてしまいました。
いやはや、タイミングと言うものはすごいです。


さて。一ヶ月をきった、全体稽古。
個々のお話が、それぞれにとても魅力的な分、その良い部分を潰さぬように繋げていくのが、とても難しいなぁと感じております。

それぞれのデコボコな部分を、海岸のテトラポッドみたいに、ゆっくりと、軸を合わせながら、積み重ねて、すり合わせて。
でも、それぞれがとても強くて脆い分、扱いが難しくて。少し摩擦が起きると、ぱぁん。弾けてしまう気がするのです。
その絶妙なバランスと、塩梅を、それぞれに探りながら、軸をみつけ、それを積み重ね、合わせる。
今、稽古場と言うのはそんな場なのではないかと思っております。
そして、その連なったテトラポッドが、本番、どのようになっているのか。私自身もとても楽しみだし、是非とも、楽しみにしていて頂きたい部分です。

そして、もう少し詳細に観て行くと、また面白い部分が見つかります。
誤解を招くことを承知の上、書かせて頂くと、今回の公演に関わっている一人一人の性質、と言いますか、質感、と言うものが、各々に確立されており、それがこれまた絶妙なバランスで成り立っているのです。
どれかの性質が特化して溢れていると、そのサイクルは崩れ、もろとも崩壊します。だからと言って、ひきすぎると、なにも成り立たないのです。

塩梅。とは難しいもので、これはお料理にも同じことが言えます。

塩が多過ぎれば、食べれたもんじゃありませんし、少な過ぎればパンチもなくバランスも悪い。

何事にも、それに合致した程度を見つけなければいけないと言うことですね。

つらつらと書いてしまいましたが、まとめると、先ほど書いた結論に辿りつきます。


ですので、ご来場頂くお客様。
是非その絶妙なバランスで成り立つ世界観と、役者の身体を、肌で感じに来てください。

イロリムラさんは、それが可能な劇場です。身近に、息遣いすらも、見逃せない。そんな、むしむしした、魅惑的な感覚を、味わって頂きたいものです。

長勢


0 件のコメント:

コメントを投稿