2014年7月7日月曜日

真面目な話で繋げてみた

はじめまして。
下野と申します。

昔聞いた話で、
バイクで高速走ってて、
ガードレールかなんかにひっかけちゃって、
膝から下がちぎれてしまったんだけど、
運転手はそのことに全く気付かず数キロ走って、
そこでようやく脚が無いことに気付いた
ってのがあって、
ショック死しないように
人間の身体の機能で
大量の快楽物質を出して気付かなくさせるみたいな、
なんかそんな話だったと思うのですが、
これ、ほんとかどうかは知りませんが、
ある程度真理なんじゃないかなって思うんですよね。

人間って生存のための防衛策として、
一見とんでもない思い込みというか、嘘をつく。
尼崎や北九州で起こった
マインドコントロールによる監禁殺害事件とか
オウム真理教の一連の事件、
こう、生存を脅かされたときに、
どうにか生き残る策として
自分の置かれた状況をどうにか正当化する。
その時に傍から見たら
トンデモなことが起こるんじゃないかな、とか。
こういう大きい事件に限らず、
これって日常的にあるんじゃないかな、と。

いや、だからどうしたって話なんすけど、
むりくり、今回の公演とつなげると、
今回の芝居の登場人物は
こういう、思い込みで成立してる人が多くでてるんじゃないかなぁ、と
稽古してて思うのです。
傍からみたら、
なんでそんな感じなの?
ってなるんじゃないのかな、と。
それこそ、バイク乗ってて脚ちぎれたら
気付くだろ、って話だけど、
でも、それはある種、その人にとっての生存を
賭した思い込みによってそうなってしまっているのかな、と。
役者としては、その思い込みに至る背景みたいのを
表現できたらいいなぁ
したいなぁとか思いつつ、
まぁ、そんなことは求められてはいないかもしれませんが、
まぁ、そんなこと考えながら日々稽古してたりします。

下野 

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