2017年8月10日木曜日

小々枝 通信その②

小々枝 通信その②

文化と犬について。

殺されないために文化がある。
頭のいい人は考えました。すごい頭がよくても、すごい才能があっても、武力には敵わないのだ。

よし、良心や道徳というルールを作って、武力で殺されないようにしよう!

殺処分される犬は、しつけという文化がなされていなかったり、人間を怖いと思わせた場合に、それ以上手のつけようがないと判断されたからだ。

とある保健所2件はすぐ隣にあるのに、都道府県が違うために方針が違い、片方は殺処分0を目指す試みをし、もう片方は、特に何もしない。これで実際の殺処分数が大幅に違う。

大正区のアトリエの近くには、マスティングスティフという中国で大きければ大きいほど値段が高く、ステイタスになる犬がいるのだけど、そいつがよぼよぼの小さなおばあさんに連れられている。

正直言ってアトリエ小々枝の住人は怖いと思っている。小型犬とか一噛みで殺した事例や、のしかかって殺した事例だってある。

ペットというのは、人間とその動物との間に人間から文化(ルール)を提供し、それを守ってもらうという仕事の依頼をし、ご飯を支払うので、ここにいてください。ということだと住人は解釈する。
文化は人間を守るためにあるのであり、自分が周りから殺されないようにするためには、絶えず自分の文化を育む必要がある。

アトリエ小々枝のワークショップでは、自分で自分を絡めとっている思考や身体に気づき、自分が周りから殺されないようにするための文化を育むことを目的としている。

そのためのカリキュラムなども今後築きますが、学校教育と違うのは、与えられるものではなく、本人が自分で選択し、考える力を自分で養うことなのである。

森林浴アトリエ小々枝 住人より

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